【日本語訳が付きました!】国際人権NGOインターナショナル・ゲイ・アンド・レズビアン・ヒューマン・ライツ・コミッション(IGLHRC)代表から石原都知事と都庁人権担当職員に抗議文送付 #ishihara_kougi

2010年12月3日と7日の石原都知事の同性愛者差別発言をきっかけに発足した「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」のブログです。現在は「レインボー・アクション」に改名して活動を続けています。
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 当会の「外圧チーム」メンバーが昨年末に送っていたメールがきっかけとなり、ついに国際人権NGOインターナショナル・ゲイ・アンド・レズビアン・ヒューマン・ライツ・コミッション(IGLHRC、本部ニューヨーク)の代表が石原都知事の同性愛者差別発言に対して1月24日付で抗議文を発表。石原都知事や都庁の人権施策担当者に対して送付されました。送付してくださったのはキャリー・アラン・ジョンソン氏。

IGLHRC(International Gay and Lesbian Human Rights Commission)公式サイト
キャリー・アラン・ジョンソン氏に関するGAY JAPAN NEWS記事(2009年1月)

 また、IGLHRCではラテンアメリカ、EU、アジア太平洋地域の支援者にメールし、東京の姉妹都市であるサンパウロ、ベルリン、パリ、ジャカルタ、シドニー(NSW州)等からも石原都知事や都庁担当職員に対して送付するよう働きかけを行ったとのことです。今後、当会として国や都などに働きかけを行っていく際に大きな後ろ盾となるものが増えました。これは大ニュースです!

(日本語訳:当会の「翻訳チーム」有志)

2011年1月24日

〒163-8001
東京都新宿区西新宿2丁目8-1
東京都庁

東京都知事
石原 慎太郎 殿

 この度、設立20年の歴史とアジアを含む世界各地に支部を持つ団体「インターナショナル・ゲイ・アンド・レズビアン・ヒューマン・ライツ・コミッション」を代表し、書状を差し上げます。最近あなたが表明された諸々の同性愛嫌悪発言について、私たちの懸念をお伝えするためです。あなたのように影響力を持つ立場の人物がヘイト・スピーチ (憎悪からくる発言)を行うことは、最も弱い立場におかれている人々に対する攻撃の火に油を注ぐ結果をもたらします。私たちは、知事がその発言について公式に謝罪することを強く推奨します。

 2010年12月3日、東京都のPTAとの会合において、知事は東京都青少年健全育成条例改正案に言及し、こう発言されました。「子どもだけじゃなくて、テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。日本は野放図になり過ぎている。(条例の採択について)使命感を持ってやります」。それから数日を経た12月7日、東京都庁での記者会見においても同様に、「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」という発言をされました。

 これらの発言に抗議し、日本の人権擁護家たちからは知事に発言の撤回と公式の謝罪を求める書状が送られました。現時点でそれらの書状に対し知事側からの回答はなく、公式な発言撤回もあり ません。

 日本のレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー (LGBT)の人々は、職場での差別、学校でのいじめ、家族からの拒絶に直面し、途方もない社会的圧力によって、多くが恐怖 羞恥心の中で二重生活を強いられています。こういった人々は、まさにあなたの発言が貢献したような、いわゆる「同性愛者嫌悪 (homophobic)」の偏見、差別、辛苦、そして時には暴力を受ける可能性もある、といった問題に苦しんでおり、これらの問題への対応を、あなたが率いる東京都庁に期待しています。

 知事の言動は、日本政府が国際社会で示してきた姿勢を著しく裏切るものでもあります。2008年の国連人権理事会の普遍的定期審査において日本政府代表は、「性やジェンダーのアイデンティティに基づくいかなる人権侵害も無視されてはならないと日本政府は信じ、性的指向による差別を教育的活動を通じて撲滅していく」と述べています。

 この会合において日本政府代表はさらに、「性的指向とジェンダーのアイデンティティに基づく差別を含むあらゆる形の差別を廃絶すること 目的とする」事業を実施中であり、「法務省の人 権関連部局は人権擁護のための意識向上事業、人権カウンセリング、及び人権侵害事件の捜査と評決に取り組んでいる」と述べています。

 さらに、日本政府はつい先月の国連総会で、裁判外、略式裁判または恣意的刑執行におけるLGBTの人々の脆弱性を明確に認識するための 投票において、目覚ましい活躍を果たしています。

 私たちは知事に、日本政府があらゆる人権を守るために表明してきた約束を尊重するとともに、前述の発言を撤回し、公式に謝罪を行うことを強く推奨します。また、東京都庁に対しては、公共政策や地域活動において「性的指向並びに性自認に関連した国際人権法の適応上のジョグジャカルタ原則」を指針として参照することを推奨します。これらの件について、今後、対話の機会を持たせていただければ幸いです。


敬具

インターナショナル・ゲイ・アンド・レズビアン・ヒューマン・ライ ツ・コミッション
事務局長
キャリー・アラン・ジョンソン


January 24, 2011
Mr. Shintaro Ishihara
The Governor of Tokyo

Tokyo Metropolitan Government
8-1 Nishi-Shinjuku 2-chome Shinjuku-ku, Tokyo 163-8001 JAPAN


Dear Governor Ishihara,

I am writing on behalf of the International Gay and Lesbian Human Rights Commission, a 20-year old organization with offices around the world, including Asia to express our concern with homophobic comments that you made recently. Hate speech from someone with your level of influence fuels the vilification of those who are most vulnerable. We urge you to publicly apologize for these statements.

On December 3, 2010 when speaking to the Parent Teachers Association in Tokyo, you referenced the Tokyo Metropolitan Ordinance on Healthy Youth Development, and said, “It’s not just for the kids,homosexuals appear on TV as if it was no big deal. In Japan, things are way too uncontrolled. I will see to it [the revised bill’s passage] with a sense of mission.”1 A few days later, on December 7, at a press conference at the Tokyo Metropolitan Government Office, you similarly stated, “I feel there’s something missing [in them]. Perhaps it’s because of their genes. I feel sorry for them for being a minority.”

In protest of these statements, Japanese human rights defenders have sent letters to your office to request a retraction of your statements and a public apology. To date, your office has failed to respond to their communication and offered no public retraction.

Japanese lesbian, gay, bisexual and transgender (LGBT) people face discrimination in the workplace,bullying in schools, rejection from families, and incredible social pressure that forces many of them to live double lives in fear and shame. They depend on your office to address the very problems that your remarks contribute to – namely homophobic stigma, discrimination, hardship, and potentially even violence.

Significantly, your actions contravene the commitments the Government of Japan has made in international arenas. In 2008, during its Universal Period Review before the United Nations Human Rights Council, the Japanese delegation said, “The government believes that any human rights violations based on sexual or gender identity cannot be ignored, and it seeks to eradicate discrimination on the basis of sexual orientation through educational activities.”

In that session, it also indicated that activities were underway “for the purpose of eliminating all forms of discrimination including discrimination based on sexual orientation and gender identity, [and] the human rights organs of the Ministry of Justice are conducting awareness-raising activities for human rights, human rights counseling, and the investigation and resolution of human rights violation cases.

Furthermore, just last month, the Government of Japan distinguished itself in the UN General Assembly vote to explicitly acknowledge the vulnerability of LGBT people to extrajudicial, summary or arbitrary executions.

We urge you to honor the commitments made by the Government of Japan to uphold the full spectrum of human rights and both retract your statements and issue a public apology. We also recommend that your office use the Yogyakarta Principles on the Application of International Human Rights Law In Relation to Sexual Orientation and Gender Identity as a guide to moving forward in public policy and community relations. We would appreciate the opportunity to dialogue with you about these matters.

Sincerely,

Cary Alan Johnson
Executive Director

CC:
Director General
Tokyo Bureau of General Affairs (Human Rights Division)

Mr. Yozo Yokota
Director, Tokyo Center for Human Rights Affairs (Human Rights Division)

Director General
Tokyo Bureau of Citizens and Culture (Citizens Affairs Division)

Tokyo Legal Affairs Bureau
Ministry of Justice of Japan



■3月12日(土)にデモ『差別発言に「NO」と言える日本を! ~石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する』を行います。日本語版インフォメーションサイト

英語版インフォメーションサイト(ENGLISH PAGE FOR THIS PROBLEM)
当ブログ内・デモ関連の最新情報はこちらから。

■2/27(日)開催トーク『語れなかったあの頃と、語りきれないこれからへ』映像公開中
■3/5(土)開催トーク『石原発言とメディア~日本のマスメディアはなぜ、あの発言を許すのか?』映像公開中


■357人が参加!「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」(1/14開催)
★YouTubeで映像公開中→こちらのカテゴリーをご覧ください。
★アンケート結果公開中→①発言の問題性について ②対抗アクションについて第一部の感想 ④デモについて
■カンパ受付中です。ご支援よろしくおねがいいたします。
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