fc2ブログ

2011年09月

2010年12月3日と7日の石原都知事の同性愛者差別発言をきっかけに発足した「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」のブログです。現在は「レインボー・アクション」に改名して活動を続けています。
以下の情報は転載大歓迎!告知に御協力ください。

『被災とジェンダー/セクシュアリティ
~緊急時、見落とされがちな視点を今後に活かすために』


3月11日の東日本大震災と原発事故から約半年。

日常生活が寸断された多くの人々が避難所生活を余儀なくされ、
そこでは緊急体制のコミュニティが形成されました。

そうした状況下。セクシュアル・マイノリティにとって日常生活の寸断は、
どんな困難を生じさせるのか?。当会では5月にイベント
『被災とセクシュアル・マイノリティ』で議論しました。

あれから4カ月。

新たな出会いや調査活動において、さまざまなことが見えてきました。
そこで今回は「ジェンダー」の視点も取り入れ、より多角的に、
「社会的マイノリティと被災」について考えるシンポジウムを開催します。

今回のゲストは・・・

東京から、何度も被災地やその周辺地域に足を運び、支援活動および
東北地方のセクシュアル・マイノリティのコミュニティでの
調査を行った小澤かおるさんJAPANレインボー・エイド)。

沿岸部の津波被災地域に住むセクシュアル・マイノリティに対して
情報を発信すべく、「岩手レインボー・ネットワーク」を立ち上げ、
イベントを開催した盛岡在住の山下梓さんGAY JAPAN NEWS)。

今も余震と原発災害が続く福島で、大学教員として
ジェンダー/セクシュアリティを講義している
高橋準さん福島大学教授)。

避難所で男性がリーダーとして活動する中、女性がどのような思いを
「言い出しにくかった」のか、どのような精神状況に置かれたのかを
調査するプロジェクトが立ち上がったNPOに所属している
内田有美さん仙台市男女共同参画センター職員)。
以上の4名。

なお、内田さんには避難所で活躍したセクシュアル・マイノリティ
当事者のエピソードも紹介していただきます。

日本において、緊急時における「社会的マイノリティ」の状況調査は
阪神大震災以降に始まったばかり。まだ非常に歴史が浅いです。
当会ではこれからも、このテーマに取り組み続けようと思っています。

そして現時点では思います。
「緊急時だから」という理由で見落とされがちな視点は、
果たして緊急時だけに見落とされているものなのだろうかと。

レインボー・アクション第2回主催イベント
『被災とジェンダー/セクシュアリティ
~緊急時、見落とされがちな視点を今後に活かすために』


9月24日(土)19:00~21:00
(開場は20分前より)

■会場:なかのZERO小ホール
(550席/中野駅南口から線路沿いに新宿方面へ徒歩8分)
http://www.nices.jp/access/zero.html

■入場料:500円以上
(会場レンタル代と、出演者交通費として使用させていただき、
それを超える収益があった場合には被災地支援活動を
展開している団体への寄付とさせていただきます。)
※予約は不要。お気軽にお越しください。

■主催:レインボー・アクション内イベントチーム

■出演者(五十音順・敬称略)

●内田有美
・・・宮城県生まれ、宮城県在住。
GIDの当事者と非当事者の共生について研究を行っている。
2011年より、性と人権ネットワークESTOのスタッフとして活動。
仙台市内の男女共同参画関連NPO法人に勤務。

●小澤かおる
・・・社会人を経て現在大学院生。被災地のLGBT支援団体
JAPANレインボー・エイド」メンバー。調査・支援のため
震災後10回以上東北に通う。中野のLOUDを足場に、
40歳以上の当事者のお茶会「Liebchen40」や、
LOUDの蔵書を読む「Leseratten本読むネズミたち」で
活動している。

●高橋準
・・・福島大学教員。県内の大学等で、1995年より
ジェンダー/セクシュアリティ関連の講義を担当。
3月11日当日は福島市の職場で被災。

●山下梓
・・・岩手県生まれ、盛岡市在住。
2005年より、ゲイジャパンニュースボランティアスタッフ(共同代表)。
東日本大震災女性支援ネットワーク世話人。
岩手レインボー・ネットワーク主宰。

■司会

●島田暁
・・・『レインボー・アクション』代表。映像作家。
ブログ『フツーに生きてるGAYの日常』やYouTubeで情報発信。
3月11日以降東北地方で被災地ボランティアに携わった際、
ボランティア作業においても「ジェンダーの縛り」が強いと感じ違和感。

「レインボー・アクション」公式サイト
http://www.rainbowaction.net/
『被災とジェンダー/セクシュアリティ』告知ページ
http://blog.rainbowaction.net/rainbow-action/event/2011/09/485
スポンサーサイト