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2011年07月

2010年12月3日と7日の石原都知事の同性愛者差別発言をきっかけに発足した「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」のブログです。現在は「レインボー・アクション」に改名して活動を続けています。


 鬱蒼とした森の中を進むレインボー・アクションメンバー。

 7月20日(水)に、「移民・難民問題を考えるプロジェクト」の3名で、茨城県の牛久市にある牛久収容所(東日本入国管理センター)に出かけてきました。現在ここに収容されているMtFの方と面会するためです。

 石原都知事の同性愛者差別発言に抗議するデモで撮影協力してくださったことで当会と縁が出来ました映像作家の根来祐さんが、以前から熱心に取り組んでいる移民・難民問題。

 その活動において、セクシュアル・マイノリティが収容されていることを知った根来さんから相談を受けたことが、当プロジェクト発足のきっかけです。これまでにメンバーが2回面会に出かけており、今回で3回目でした。




 常磐線の牛久駅からバスで20分。さらに徒歩15分ほどで着く牛久収容所。収容者へのサポート活動を続けている仮放免者の会の方とお会いし、面会申請をし、1時間ほど待合室で待機した後、面会室にてガラス越しではありますが、MtFの方3名と一度に面会することができました。

 3名ともフィリピンの方で、とても明るく気さくな人柄。こちらからはまず「レインボー・アクションというセクシュアル・マイノリティと友人たちの集まりで、私はレズビアンです」「僕はゲイです」など、セクシュアル・マイノリティとしての自己紹介をしたのですが、「Oh!」と反応してくださり、それが功を奏したのでしょうか。打ち解けてきた頃に、収容されている中で「セクシュアル・マイノリティであることで特別扱いされている具体的な事例」についても、感情面・感覚面を含めて本音で語ってくださいました。(これまでの面会においては、なかなかそこまで踏み込む話は出来なかったそうです。)

 30分というのは「あっという間」ですので、今回は情報を得ることで終わってしまいましたが、当プロジェクトでは今後も継続的に面会を続け、物資面、そしてなによりもメンタル面でのサポートに取り組みます。

 また、セクシュアル・マイノリティの移民・難民問題の過去の事例を調査して勉強会を開いたり、イベントを開催したりなどしながら、現在の取り扱われ方に対して、どのようなスタンスを取るべきか等を具体的に考えていこうと思っています。

 こうした活動にご興味がお有りの方、面会に参加できるという方がいらっしゃいましたら、ぜひ下記のメールアドレスに「移民・難民問題を考えるプロジェクト参加希望」と明記してお申し込みください。

rainbowaction.net@gmail.com

レインボー・アクションではチームやプロジェクトの参加メンバーを募集しています。こちらの記事を御覧ください。



★当会の活動へのカンパも引き続き受け付けております。活動を続けるには、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、事務経費、郵送料、デモ開催のための車両レンタル代、横断幕制作費などの出費が見込まれます。今後も活発に活動を続けるためにも、ご支援・ご協力をお願いいたします。

●郵便振替となります。郵便局で用紙をもらって以下の口座へお振り込み下さい。

口座番号 00100-1-547448
加入者名 有志の会

●銀行からも振り込みが可能です。ゆうちょ銀行宛にお願いします。その場合、手数料が若干余計にかかってしまいますが、ご了承ください。

ゆうちょ銀行 019支店 当座 0547448 ユウシノカイ

★当会では会計担当者と会計監査役を置き、お寄せいただいたカンパの管理は厳正に行わせていただき、必ず「活動のための実費」としてのみ使用させていただきます。 
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 『石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会』から4月23日に『レインボー・アクション』へと改名し、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動を続ける当会。6月25日に事務局会議を行い今後の体制を以下のように決定しましたのでお知らせします。

 恒久的に活動を続ける「チーム」と、短期的に目的達成や成果を出すことを念頭に置く「プロジェクト」の2種類に整理しました。より柔軟に実行力と実効力を持ち得るよう、あなたの参加をお待ちしています。



■プロジェクト■
・・・「何らかの結果を出す」ことを目的にした短期集中型の活動。

【石原都知事の同性愛者差別発言に抗議するプロジェクト】
●これまで「有志の会」で実行してきたイベント開催やデモに引き続き、今後も謝罪・撤回などのリアクションを求める活動を行う。また、これまでに石原都知事により「差別発言」を受けた他の分野の団体との連携も視野に入れた活動を展開する。(女性蔑視発言、三国人発言、障害者差別発言等に対抗する活動団体の方々との連携を予定。)

【都知事リコール署名プロジェクト】
●来年の4月23日以降に可能になる石原都知事のリコール運動を検討。地方自治に関する法制度を学び、実際に市民にはどのような権利が与えられているのか、その中からどのような方法をとる事が、より社会の広範囲にメッセージを伝えることになるのかを検討。差別発言抗議プロジェクトと同様、様々な他の分野の活動団体や当事者たちとの連携も視野に入れた活動を予定。

【移民・難民問題を考えるプロジェクト】
●日本の入国管理局には、恣意的に移民・難民が収容されており、その中にはセクシュアル・マイノリティ当事者や、そうと思しき人たちも居る。本国に送還された場合、かなり深刻な事態になりかねないだけではなく、日本国内の入管でのセクシュアル・マイノリティの収容方法にもかなり問題があることがわかってきた。これまでの日本で問題になった移民・難民問題をも学びなおしながら、現在進行形で行われている差別的待遇の改善を考える。(映像作家の根来祐さんも参加)
●参考映像
ヘタレ腐女子×ゲイ●石原都知事受かっちゃったトーク6●入管のセクマイ
●近日中に、入国管理局で収監されているセクシュアル・マイノリティの方との面会も予定。



■チーム■
・・・レインボー・アクションが続く限り恒久的に活動を続ける「常駐チーム」

【デモチーム】
●石原都知事の同性愛者差別発言のように、強く社会に対して意思表示をすべき事象があった場合に素早く準備しタイムリーなデモを行う。特定のテーマを効果的にアピールするための手段として非常に有効。今後、定期的に開催したり様々な地域・地区で開催して行くことも検討中。

【イベントチーム】
●1月14日の「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」、5月5日の「被災とセクシュアル・マイノリティ」のように「なかのZERO小ホール」クラスの中規模な会場での中規模イベントを定期的に開催し、セクシュアル・マイノリティ的テーマと、それ以外の分野での社会的なテーマを有機的に結びつけたり、多くの人が一堂に会し出会い繋がっていくために活動。今後は9月24日(土)に「被災とセクシュアル・マイノリティ2」(仮題)、11月5日(土)に「教育問題」、それ以降は「自殺問題」を取り上げたイベントの開催を予定。

【メディアチーム】
●テレビや新聞・雑誌等のマスメディアによるセクシュアル・マイノリティ描写で明らかな差別的・人権侵害的・侮蔑的表現があった際に、その誤りと危険性を指摘し謝罪や撤回を求める。(これまでに週刊新潮への抗議活動などを実践)マスメディアにセクシュアル・マイノリティ報道を促すべく関係作りも推進。

【メディア・アーカイブチーム】
●各所に散逸しているセクシュアル・マイノリティ関連のテレビ録画ビデオ等、体系的に「アーカイブ」し、研究活動を促進。定期的に「現在のメディア状況」を振り返るトークイベント等も開催予定。

【翻訳チーム】
●海外への活動内容発信や、海外セクシュアル・マイノリティ関連団体、国際人権NGOなどとの連携を維持するための翻訳を行う。日本国内にいる外国籍の人々に向けた情報発信も担う。

【請願・陳情チーム】
●都道府県や市町村の議会や議員にロビイングしたり、セクシュアル・マイノリティ可視化を求める条例制定を求めるための情報共有や、方法論の共有を進め、実行を目指す。

【選挙アンケートチーム】
●選挙の立候補者にセクシュアル・マイノリティに関する施策アンケートを実施。結果を公表する。



★各プロジェクトやチームへの登録希望者は、以下のメールアドレスまで御連絡ください。
rainbowaction.net@gmail.com


★上記以外にも新プロジェクト準備中。さらに「こういう活動があったらいいのに」と思われる方は、ぜひアイデアをお寄せください。



★当会の活動へのカンパも引き続き受け付けております。上記の活動を続けるには、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、事務経費、郵送料、デモ開催のための車両レンタル代、横断幕制作費などの出費が見込まれます。今後も活発に活動を続けるためにも、ご支援・ご協力をお願いいたします。

●郵便振替となります。郵便局で用紙をもらって以下の口座へお振り込み下さい。

口座番号 00100-1-547448
加入者名 有志の会

●銀行からも振り込みが可能です。ゆうちょ銀行宛にお願いします。その場合、手数料が若干余計にかかってしまいますが、ご了承ください。

ゆうちょ銀行 019支店 当座 0547448 ユウシノカイ

★当会では会計担当者と会計監査役を置き、お寄せいただいたカンパの管理は厳正に行わせていただき、必ず「活動のための実費」としてのみ使用させていただきます。